第5回 お店:リフォーム・新築の高屋工務店(京都)

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第5回 お店(2009年2月11日)

新規出店(路面店)

今回はお店の新規出店について書こうと思います。お店と一言で言っても、いろいろあります。例えば、デパートや駅の中に入っているお店。観光地にあるお店。商店街。店舗を持たないネットのみで営業しているお店もあります。その中でも、私たちが最も工事等で携わっている路面店の成功するお店造りについて書きます。

売れる・流行る・集客出来る店舗

現在、京都市内では、毎月約2〜30の路面店が新規出店されていると言われています。しかし、その反面、路面店の閉店は出店の2倍近いとも言われています。

あちこち、いたる所で、「テナント募集!」の看板を見かけます。そうです。空き店舗が多すぎます。需要と供給のバランスが崩れて、値崩れさえおこしています。交渉次第では、家賃、補償金の大幅ダウンも可能な時代です。

これが、チャンス!と思う方は前向きな方です。しかし、場所や条件の良い所は空いていません。奥まった所や、2階、3階、もっと上階、人通りの少ない所、目立ちにくい所、家賃が高い・・・

ようするに、良い場所で優良店はつぶれない。良くない場所では、優良店でも売上が上がらないのです。ですから、現在空き店舗になっている所は、前オーナーが身を持って実験してくれていた、と、考えても過言ではないでしょう。

同じ場所で、同じ業種をするのは危険です。業種をまず少しでも変える事をススメます。

そして、新店舗出店には、周辺のリサーチが大切です。同業種が無いかどうか、どの時間にどんな人通りがあるのか、地域柄など リサーチした上でターゲットを絞り込みましょう。

例えば、美容院であれば 周辺にどのくらいの美容院があるのか?周辺の街並み。主婦が多いのか、学生の街、サラリーマン、繁華街、等、街並みに合わせた料金設定。

例えば、飲食店。これも、周辺の同種の店舗数。人通りからの想定客層。料金。どの業種にも言えることでしょう。

そして、ターゲットを決めれば、そのターゲットに向けての店舗造りです。この不況の時代、ものが売れない。しかし、全く売れないのではありません。買わなくては生活出来ません。

私も、あなたも、そうでしょうが、「安くて、良いもの」を手に入れようとしています。この不況で節約したい気持ちでも、必要なものや、ほしいものはあります。お客様となる人は「商品を慎重に選ぶ」時代なのです。

そこで、お客様となる人に、商品を慎重に選ばれても、どこにも負けない商品、価格、を作れば良いのです。と、思いがちですが、良い商品→手間がかかる。仕入れも高い。これを安く売れば、利益が出ません。商売どころじゃなくなります。つぶれます。

じゃぁ どうする?

「安くて、良いもの」に見せる技を使う訳です。例えばチョコレートの「ゴディバ」 チョコレート 一粒 千円。 チロルチョコ 一粒 30円。溶かして、同じ形、同じ量にして100人の人に何も教えずに両方食べてもらいます。どれくらいの人がゴディバの方を「こちらが、おいしい」と言うでしょう。

これは、「良いもの、おいしいもの」と、思わせる心理術が入っているからです。吉野家の牛丼が一杯1500円なら、誰も食べないでしょう。食べても「まずい。二度と行かない」という気持ちになるでしょう。しかし、高級レストランで、高級な雰囲気の中、高級な皿、箸、盛り付け、店員のしぐさまで、高級な感覚を、お客様に伝える事が出来れば、吉野家の牛丼の具と ごはんを出されても、違和感なく何も気付かずに、食べる人は多いでしょう。

こんな話も聞いたことがあります。創業何百年の和菓子屋さん。古くて汚い、薄汚れた、暗い店構え。そこの社長は、伝統の味。地域で一番、味には自信がある。と言われていました。しかし、ある日 数件隣に新しい和菓子屋さんが出店しました。店構えはオシャレで高級感のあるお店です。明るくて入りやすく。のぼりも立ち並び一目で和菓子屋さんと分かります。店員さんもキレイで上品な教育がなされています。

同じ様な和菓子を同じ様な料金で売っていますが、両方とも食べた事のある人は、味は「創業何百年の和菓子屋さんの方がおいしい」と言います。しかし、新しく出来たお店の方が、何倍も売上げを上げているそうです。

売り方の努力の差でしょう。味に自信を持っているだけでは、お客様は来店しません。

こんな例もあります。

ラーメン店で、メニューの 「塩ラーメン 600円」 から「当店の一番人気!特製塩ラーメン 600円」に書き換えただけで、塩ラーメンを注文する人が数倍にも増えたという事実もあるそうです。

まとめます。

お客様に、どれだけ「安くて、良いもの」に見せる事が出来るかの時代です。

店構えを良くする。サービスを良くする。店内の雰囲気を良くする。お客様の想定する料金より安ければ、ほしいものは買います。買ってしまいます。その想定させる商品の見せ方が、一番重要だと思います。

この世の中、良いもの、悪いもの、ほとんどありません。どの商品でも、値段が同じならほぼ、同じ良さです。それ プラス お得な感覚をお客様にあたえてあげましょう。

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