第29回　工務店とは・・・：リフォーム・新築の高屋工務店

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第29回　工務店とは・・・（2009年7月29日）

工務店の仕事

工務店とは、施主（工事施工依頼主）と実際に工事をする職人さんの間に立つ
仲介約的な業務を主にしています。

お客様から・・・

施主（工事施工依頼主）の漠然としたイメージを、図や絵にして、
プレゼンテーションし、お客様に解りやすい形で、完成予想を提案していきます。

お客様が要求される工事内容でも、
法的や物理的、構造的に不可能な場合も多々あります。
そんな不可能な点を違う形や方法でアドバイスしたり、
お客様の知らない、建築材料や素材、色や大きさを提案したり、
見本やカタログ、実際の素材までもを用意したり、
いろんな形、方法で、お客様に、実際に出来上がる完成イメージを
伝えるのも仕事です。

これには、専門的な知識や、経験がかなり要求されるので素人では
到底出来る技ではありません。

職人さんへ・・・

「職人さん」と、一言で言ってもいろんな職人さんがいます。
腕の良い職人さん、悪い職人さん。
見た目の良い職人さん、悪い職人さん。
マナーの良い職人さん、悪い職人さん。
丁寧な職人さん、雑な職人さん。
口べたな職人さん、口ばかりの職人さん。
人の良い職人さん、頑固な職人さん。・・・

そんな中にも、得意、不得意があります。
若くてパワーのある職人さんは、力仕事に向いています。
年寄りで、体力の無い職人さんは技術職に向いています。
例えば、木造大工さんでも、最近の若い大工さんは住宅を建てるにも、
プレカット（住宅構造躯体を工場で機械カットする事）ばかりで、
昔の様に墨付けし、刻んでいく経験の無い人が多く、
増築や、機械カット出来ない部分には適応できません。

マンション専門の職人さんや、木造専門の職人さん、
店舗専門の職人さん、リフォーム専門の職人さん、等の専門で仕事を
されている方が多く、専門外の分野では、充分な力が発揮できません。

マンション専門の職人さんが、木造の仕事をされても、ほぼ出来ません。

工事には、そんな中から、最適な専門分野や、仕事内容に合った
優秀な技術の持ち主の職人さんを選び抜いて、
精度の良い建築をする工事専門コーディネターです。

工事では・・・

工務店は工事がスムーズに行えるように主に職人さん
（大工、左官、板金、電気、水道　その他）などのコーデネートをする仕事です。

実際に直接工事をしているのは、工務店(建設会社)ではありません。
トビ、大工、左官、建具、経師、板金、電気、水道等　それぞれの店の職人です。

必要があれば、現場に現場監督を付けて、都度工事現場に行って
（工事の規模、予算、その時の条件によって行く回数は違ってくる）
職人の指導（工事管理）も行います。

常時、取決められた設計図通りの工事内容、工事工程、近隣対策、
違反建築が無いか、手抜き工事が無いか、ゴミが落ちてないか、
安全に工事が行われているか、現場の戸締り、駐車車両の管理、
施主の意見、思い通りに工事が行われているかを、チェックしています。
そして、最終完成時の検査、引き渡し、引き渡し後のアフターケアまで致します。

工務店とは・・・

工務店とは上記に述べた様に、
お客様からと、職人さんの中間的存在です。

施主（工事施工依頼主）の要望を、より良い提案、アドバイスをして形にし、
最適な職人さんを選び抜き、建築物を造るコーディネターです。

ただ、工務店には営業力の無い会社が多く、
ハウスメーカーや、ゼネコンに多くの工事を取られているのが現状です。
しかし、ハウスメーカーや、ゼネコンに工事の依頼をしても、
工務店に振り分けられ、実際の工事は工務店が行います。
ハウスメーカーや、ゼネコンは、工務店の管理をする業務をしています。

工事依頼には

ハウスメーカーや、ゼネコンに依頼すると、
設計事務所と、工務店に下請けさせます。

設計事務所や、工務店に依頼すると、
共同で工事を進めていく場合が多いです。

工務店を選ぶメリットは、なんといっても融通が利くことです。
地域密着で営業しているので、なにか疑問や問題があれば、
すぐに聞いたり打合せができるので親近感がどこよりあります。
大手ハウスメーカーや、ゼネコンのように、担当者が転職していなくなってしまう
などということも少ないので、アフターケアにも安心感があります。

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第29回 工務店とは・・・（2009年7月29日）