京都市の居抜き物件を活用して
小規模カフェへリフォーム
既存設備を再利用しながら新しい店舗空間へ
京都市内のカフェ居抜き物件を活用し、既存の厨房設備・シンク・空調・換気設備などをできる限り再利用しながら、新しい小規模カフェへ改装しました。前店舗の印象を変えつつ、少人数でも営業しやすい厨房・レジ動線、テイクアウト対応、一人でも過ごしやすい客席を整えた施工事例です。
京都市
KYOTO CITY
カフェ居抜き改装
CAFE RENOVATION
約3週間
CONSTRUCTION
ご相談の背景
N様は京都市内で小規模なカフェを開業するため、複数のテナントを検討されていました。候補となったのは、以前もカフェとして営業していた居抜き物件です。
店内には厨房設備、カウンター、シンク、エアコン、照明、客席家具などが残されており、一見するとそのまま営業できそうな状態でした。しかし実際に現地を確認すると、厨房機器の使用状況が分からないことや、給排水設備の劣化、大きすぎるカウンター、暗い照明、分散した収納など、現在の営業スタイルに合わない部分が見つかりました。
すべてを撤去して新しくすると、居抜き物件を選んだメリットが薄れてしまいます。そこで、設備の状態を一つずつ確認し、再利用する部分と交換・改修する部分を整理したうえで工事内容を決めました。
既存設備を活かして初期費用を抑えたい
状態の良い厨房設備や空調、換気設備などは再利用し、必要以上に解体・交換する範囲を広げないことを重視しました。
前店舗とは違う印象に変えたい
設備を残しながらも、壁・カウンター・照明・家具などを見直し、新しい店舗として感じられる空間をご希望でした。
少人数でも営業しやすくしたい
厨房からレジ、ドリンク、テイクアウト対応までの移動を短くし、一人で営業する時間帯にも対応しやすい店舗を目指しました。
「REUSE × WARMTH × EFFICIENT FLOW」
使える既存設備は残しながら、現在の営業方法に合わない部分だけを改修することを基本方針としました。白・グレー・木目を基調に前店舗の印象を変え、厨房・レジ・テイクアウト・客席まで少人数で無理なく運営できる、居心地のよいカフェを目指しています。
物件契約前の設備確認と改装計画
居抜き物件では、設備が残っているだけで「そのまま使用できる」と判断することはできません。今回は物件契約前に現地調査を行い、厨房機器、給排水設備、電気設備、空調、換気、給湯器などの状態を確認しました。
冷蔵庫や製氷機は電源を入れて動作を確認し、シンクや手洗い器については水漏れや排水不良がないかを調査。エアコンは運転できる状態でしたが、長期間内部清掃が行われていなかったため、専門業者による洗浄を行うことにしました。
一方、給湯器は製造から年数が経過しており、営業開始後の故障リスクを考えて交換をご提案しました。予定メニュー、調理方法、客席数、スタッフ人数、テイクアウト対応の有無まで確認し、既存設備を活かしながら営業方法に合ったプランへ調整しています。
小規模CAFE
店内飲食・テイクアウト対応
既存設備の状態を確認
再利用できる設備を選別
少人数営業の動線を改善
リフォーム内容と工夫したポイント
再利用する設備を選び、大きなカウンターを縮小
ステンレス製作業台、二槽シンク、厨房の吊戸棚、空調機器、換気フード、照明器具の一部は状態を確認したうえで再利用しました。一方、劣化した給湯器や破損した収納扉、使用しない大型厨房機器は撤去。既存カウンターも一部を解体して必要な長さだけ残し、表面材を張り替えて前店舗の印象を変えています。
少人数で動きやすい厨房と給排水設備へ
既存の給排水位置をできる限り活かしながら、冷蔵庫、作業台、シンク、加熱機器を作業順に配置しました。ドリンクスペースはレジカウンターに近づけ、会計対応とドリンク準備を行いやすくしています。水漏れ跡が確認された排水管接続部と劣化配管は交換し、床下の排水経路も清掃しました。
既存床を活かしながら前店舗の印象を一新
状態の良い既存床は全面撤去せず、傷んだ部分だけを補修して再利用しました。壁は白を基調に一部グレーを取り入れ、カウンターや客席家具には木目を採用。二人掛けテーブルに加えて一人でも過ごしやすい席を設け、限られた床面積でも多様な利用方法に対応できる客席としました。
テイクアウト動線と店内照明を改善
レジ横にテイクアウト商品の受け渡しスペースを設け、入口側には小さな待機場所を確保しました。既存照明の一部を再利用しながら、店内奥へダウンライトとスポット照明を追加。テーブル、カウンター、商品棚に必要な光を配置し、入口から奥まで明るく感じられる店内へ整えています。
工事スタート〜完成まで
工事は、使用しない厨房機器と家具の撤去からスタートしました。その後、給排水設備の補修、給湯器の交換、電気配線の変更、既存カウンターの部分解体を進めています。
設備工事の完了後、壁・天井の補修と塗装、床の部分補修、カウンター表面の仕上げを実施。内装工事後に照明器具、収納、客席家具、厨房機器を設置しました。
最後に実際の営業を想定し、注文、調理、会計、ドリンク準備、テイクアウト商品の受け渡しまでの動線を確認しました。既存設備を活用することで、すべてを新しく施工する場合と比べて工事範囲を抑えながら完成させています。
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工期:約3週間
完成後のお客様の声
“
居抜き物件だったので、前のお店の雰囲気が残りすぎないか心配していましたが、壁やカウンターが変わったことで、全く違う店舗に感じます。使える設備を残してもらえたので、予算を厨房機器や家具に回すことができました。厨房とレジの移動も少なく、一人で営業する時間帯でも使いやすいです。
― N様
開業後は、一人で利用されるお客様やテイクアウト利用も多く、客席と受け渡しスペースを分けたことが営業のしやすさにつながっているとのことでした。
完成写真

京都市|カフェ居抜き物件 改装工事
工事概要
所在地
京都市
工事種別
カフェ居抜き物件の改装工事
工期
約3週間
店舗形態
小規模カフェ・テイクアウト対応
施工内容
既存設備調査・不要設備撤去・カウンター改修・給排水補修・給湯器交換・電気工事・照明工事・内装塗装・床補修・収納工事・外観サイン工事
再利用設備
シンク・作業台・吊戸棚・換気フード・空調機器・照明器具の一部
施工会社
株式会社 空間デザインエイト
担当者より
カフェの居抜き物件では、残っている設備をすべて再利用することが必ずしもコスト削減につながるわけではありません。厨房機器の製造年や動作状態、給排水管、給湯器、電気容量、換気、空調などを確認し、「残して活かすもの」と「交換・改修するもの」を物件契約前から整理することが重要です。今回は既存設備をできる限り活かしながら、営業方法に合わないカウンターや厨房動線を見直し、前店舗とは異なる新しいカフェ空間へ仕上げました。
京都でカフェ・喫茶店の
居抜き改装・新規開業をご検討の方へ
株式会社 空間デザインエイトでは、京都のカフェ・喫茶店・飲食店などの居抜き物件について、既存設備の確認から厨房レイアウト、給排水、電気、換気、内装、照明、造作家具まで、営業方法とご予算に合わせてご提案しています。物件契約前の設備確認からご相談いただけます。
