創業20年以上 京都の老舗工務店

関西圏にある面白い建物

OSAKA ARCHITECTURE / DESIGN

大阪で見ておきたい
個性的な建築・構造物3選

建築の魅力は、見た目のデザインだけではありません。
人の動きや使いやすさ、構造、安全性、その場所との関係まで考えて
設計されているところに面白さがあります。
今回は大阪にある個性的な建築・構造物から、
阿倍野歩道橋、旧なにわの海の時空館、
大阪府警察本部庁舎をご紹介します。

大阪 建築
建築デザイン
店舗デザイン
空間設計

大阪南港にある旧なにわの海の時空館のガラスドーム建築

街を歩いていると、
思わず立ち止まって見てしまう建物や構造物があります。

外観の形が特徴的なものもあれば、
建物の用途や人の動きを考えた結果として
独特のデザインになっているものもあります。

住宅や店舗とは規模が大きく異なりますが、

「デザインと機能をどのように両立させるか」

という考え方は、住宅リフォームや店舗設計にも共通します。


POINT

良い建築は、

見た目の美しさだけではなく、
使いやすさ・動線・安全性・構造・周辺環境まで含めて
デザインされている

ところに大きな魅力があります。

CONTENTS
この記事で分かること

  1. 01
    建築を見るときに注目したいポイント

  2. 02
    阿倍野の「a」を形にした阿倍野歩道橋

  3. 03
    旧なにわの海の時空館・THE JEWELRY

  4. 04
    大阪府警察本部庁舎

  5. 05
    3つの建築から分かるデザインと機能

  6. 06
    住宅・店舗の設計にも共通する考え方

01

ARCHITECTURE VIEW

建築は「形」だけでなく使われ方を見ると面白い

建築を見るときは、
外観が格好良い、珍しいという部分だけでなく、

「なぜこの形になっているのか」

を考えてみると面白さが増します。

01
デザイン

建物や街の印象をつくる
外観・素材・色・形状などを見ます。

02
動線

人がどこから入り、
どのように移動するよう計画されているかを見ます。

03
機能

建物の用途に対して、
必要な性能がどのように組み込まれているかを見ます。

04
周辺との関係

街並み、道路、景観などと
建物がどのようにつながっているかもポイントです。

02

ABENO PEDESTRIAN BRIDGE

阿倍野の「a」を形にした阿倍野歩道橋

一つ目は、
大阪市阿倍野区の天王寺・阿倍野エリアにある
阿倍野歩道橋です。

阿倍野再開発事業の一環として架け替えられ、
2013年4月に全面通行を開始しました。

特徴的なのは、

阿倍野(abeno)の頭文字「a」をモチーフにした形

です。

阿倍野のaをモチーフにデザインされた大阪の阿倍野歩道橋

地上を歩いているだけでは
「a」の形全体を確認することは難しいですが、
上空から見ると特徴的な形状がよく分かります。

また、形だけを優先した歩道橋ではありません。
周辺の鉄道ターミナルや商業施設をつなぎ、
バリアフリーや歩行者動線にも配慮しながら
人が歩く・待つ・眺める場所として計画されています。

DESIGN POINT


街の名前を象徴するデザインと、
多くの人が利用する歩行者動線を両立している

ところが、阿倍野歩道橋の面白さです。

なお、周辺のランドマークである
あべのハルカスは2014年3月7日にグランドオープンしています。

参考:

大阪市「阿倍野区の都市景観資源」

03

THE JEWELRY

旧なにわの海の時空館から「THE JEWELRY」へ

二つ目は、
大阪市住之江区南港北にある

旧「なにわの海の時空館」のガラスドーム

です。

海上に浮かぶように見える巨大なガラスドームと、
陸側の建物からドームへつながる
海中通路を備えた非常に特徴的な建築です。

大阪南港に建つ旧なにわの海の時空館のガラスドーム
大阪湾に浮かぶように建てられた旧なにわの海の時空館

建築設計を手掛けたのは、
フランスの建築家
ポール・アンドリューです。

ポール・アンドリューは、
パリのシャルル・ド・ゴール国際空港の設計などでも知られる建築家で、
大阪南港にも非常に存在感のある建築を残しました。

博物館は2013年に閉館、現在は再活用されています

「なにわの海の時空館」は
2013年3月10日に博物館として閉館しました。

その後、施設の再活用が進められ、
2025年から
「THE JEWELRY」
として新たな活用が始まっています。

2026年8月現在は、
大阪ベイサイドのイベントスペースとして案内されており、
特徴的なガラスドーム建築が再び利用されています。


POINT

建物は用途が変わっても、

特徴的な建築そのものを残して新しい用途へ再利用する

ことができます。
既存建物を活かすという点では、
リノベーションにも通じる考え方です。

参考:

THE JEWELRY 公式サイト

04

OSAKA POLICE HEADQUARTERS

大阪城の西側に建つ大阪府警察本部庁舎

三つ目は、
大阪市中央区大手前にある
大阪府警察本部庁舎です。

大阪城の西側に位置する大阪府警察本部庁舎

現在の本部庁舎は大阪城の西側、
大阪市中央区大手前三丁目に位置しています。

2002年に竣工した庁舎で、
設計には黒川紀章建築都市設計事務所も参画しています。

警察本部という建物の性格上、
通常のオフィスとは異なり、
業務機能・セキュリティ・防災など
多くの条件を満たす必要があります。

01
公共施設としての機能

多くの部署・設備を収容する
業務拠点として計画されています。

02
防災・安全性

警察活動の拠点として
安全性や業務継続性も重要になります。

03
都市景観

大阪城周辺という立地の中で
大規模な庁舎として存在しています。

参考:

大阪府警察「本部庁舎編」

05

DESIGN & FUNCTION

3つの建築に共通する「デザインと機能」の考え方

阿倍野歩道橋、THE JEWELRY、
大阪府警察本部庁舎は、
規模も用途もまったく異なる建築・構造物です。

しかし、

デザインだけではなく、
その場所で必要とされる機能と組み合わせて設計されている

という点は共通しています。

01

使う人を考える

誰が、どのように建物や空間を利用するのかを
設計の出発点にします。

02

目的に合わせて形を決める

外観だけを先に決めるのではなく、
必要な機能と合わせて空間を計画します。

03

周辺環境との関係を考える

建築する場所や街並み、
人の流れなども設計条件になります。

04

長く使えることを考える

デザインだけでなく、
維持管理や将来の使い方まで考えることも重要です。

06

SPACE DESIGN

住宅リフォームや店舗設計でも基本的な考え方は同じです

今回ご紹介した建築は大規模ですが、
住宅や店舗でも
デザインと使いやすさを両立する
という考え方は変わりません。

例えば店舗の場合、
見た目がおしゃれでも
スタッフが動きにくかったり、
収納が不足していたりすると、
営業開始後に使いにくい店舗になってしまいます。

住宅でも同じです。
デザイン性だけでなく、
家事動線、収納、採光、設備、
メンテナンスなどを合わせて考える必要があります。

01
店舗

デザイン・客席・スタッフ動線・収納・設備を
一体的に計画します。

02
住宅

間取り・家事動線・収納・設備・素材などを
暮らし方に合わせて考えます。

03
リノベーション

既存建物の良い部分を残しながら、
新しい用途や暮らし方へ合わせて再設計します。

IMPORTANT


「格好良い空間」と「使いやすい空間」は
別々に考えるものではありません。

実際の使い方を考えながらデザインすることで、
見た目と機能を両立した空間につながります。

07

SUMMARY

良い建築は
デザインと使いやすさが共存しています

大阪には、
阿倍野歩道橋、THE JEWELRY、
大阪府警察本部庁舎など、
用途も規模も異なる個性的な建築・構造物があります。

それぞれデザインは異なりますが、
人の動き、建物の用途、安全性、
周辺環境などを考えながら
形がつくられている点は共通しています。

住宅や店舗でも同様に、

見た目だけではなく、
実際の使いやすさまで含めて空間を設計する

ことが重要です。

KUUKAN DESIGN 8

京都で住宅・店舗の
リフォームや空間づくりをご検討の方へ

株式会社 空間デザインエイトでは、
京都を中心に住宅リフォーム・リノベーション、
店舗設計・店舗改装・内装工事についてご相談いただけます。

デザインだけでなく、
動線・収納・設備・メンテナンス性など、
実際に使用する場面まで考えながら
お客様のご要望に合わせた空間をご提案します。