関西は相変わらず暑い日が続いていますが、関東は17日連続の雨で梅雨明け情報も9月に訂正される方向らしいです。訂正なんてことがあることを今回初めて知りました。
さて今回は、京都の壬生で作らせていただいている物件のお話の続きです。
いよいよ、床や階段ができ終盤になてきました。
(養生してあるところを撮影のために一部めくっています)
(檜の無垢集成材で作成しています。踏み板部分は養生しています)
ここからは、木部の塗装やクロスや床材を貼っていき、ふすまや畳を入れていく内装工事に移っていきます。
その中でも、難しいのは木部の調色作業です。
木部の塗装は大きく分けて、二種類の方法があり木目を活かした状態で塗装する場合と、塗りつぶしてしまう場合があります。
今回はお施主様の意向で和モダンを希望されていますので、フローリング部分は杉の無垢材で階段は檜の無垢材を使用することで、綺麗な木目が表現させようとしています。
無垢材は、それぞれ塗装の吸い込みの違いで風合いがかなり異なるため、そのもので試し塗りをすることで調色をしていきます。
上記のカラーはかなり濃い茶色を一度塗ってから雑巾で絞り、乾かしてから同じ作業をもう一度繰り返しています。
それでもイメージより薄い感じなので、黒を足した状態がしたの画像です。
こういう感じで全体的なイメージを考えつつ色を決めていく作業を行うことにより、空間デザインエイトではお施主様の意向に沿いつつデザインを踏まえた提案とデザインの提案と施工管理を行っています。
完成までもうしばらくになってきました。最終仕上がりをまたアップいたします。