リフォーム業者選びの不安解消における学術研究データ

　リフォーム実施者調査　

■調査対象：
下記条件を満たす調査会社モニターの個人・過去3年以内に（自身の住まいの）リフォームを実施・居住中の物件の築年数10年以上・世帯主・自己所有に該当する25歳以上の方
■調査地域：全国
■調査方法：インターネットリサーチ
■実施期間：2022年8月5日～8月17日
■回答数：スクリーニング調査30,000名。本調査:1,260名

　

リフォーム業者びの時の不安解消における研究データ

リフォームするにあたり不安な点

リフォームするにあたり不安な点
費用がかかる	42.6%
専門知識がなくても業者とうまくコミュニケーションが図れるか	14.3%
事業者選び、手続きが面倒そう	19.3%
事業者選び、手続きがよくわからない	15.5%
施工が適正に行われるか	36.5%
見積もりの相場や適正価格がわからない	35.5%
業者が誠意をもって行ってくれるか	28.0%
リフォーム工事後の不具合への対応（アフターケア）	31.3%
デザインが気に入ったものになるか	13.2%
いろんな業者特徴を比較しにくい	20.6%

リフォーム業者びの時の重視点

リフォーム業者びの時の重視点
工事の質・技術	31.9%
工事価格の透明さ・明朗さ	29.2%
工事価格が安いこと	18.1%
会社の信用・知名度・評判・実績	16.7%
アフターサービス	12.5%
以前に工事を頼んだことがある・使い慣れている	10.6%
要望に対する理解力	9.2%
地元の業者	8.2%
担当者の対応・人柄	7.7%
施工時の利便性（工事期間、時間など）	7.1%

リフォーム業者びの時の重視点、契約理由

リフォーム業者びの時の重視点、契約理由
担当者の対応・人柄	27.3%
工事価格が安いこと	23.6%
工事の質・技術	22.9%
工事価格の透明さ・明朗さ	16.5%
要望に対する理解力	10.7%
以前に工事を頼んだことがある・使い慣れている	9.7%
的確な情報提供力	9.3%
地元の業者	8.6%
提案力	8.5%
会社の信用・知名度・評判・実績	7.7%

リフォーム業者びの時の不安解消における調査結果

研究から得られた結果について記します。
7.　考察・結論
1.リフォーム検討者がリフォームするにあたり不安な点は「費用がかかる」（42.6%）、「施工が適正に行われるか」（36.5％）、「見積もりの相場や適正価格がわからない」（35.5％）が上位に挙げられ、費用面と工事の品質面で不安を持っていることが分かる。
　
2.リフォーム検討者が事業者びの時に重視している点は「工事の質・技術」（31.9%）、「工事価格の透明さ・明朗さ」（29.2％）が上位。不安な点で最も挙げられた費用よりも品質や価格の透明性を重視している様子が窺える。
　
3.実際にリフォームしたリフォーム実施者の重視点では、「担当者の対応・人柄」（選定時27.3％/契約時18.3％）が最も高く、「工事価格が安いこと」（選定時23.6％/契約時12.9％）、「工事の質・技術」（選定時22.9％/契約時14.3％）と続く。

謝辞

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会のデータを引用、参考にさせていただき感謝です。

参考文献（引用文献）

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会
学術研究データ参考資料