美容室の開業を目指す多くの方にとって、最も大きなハードルは「内装工事などの初期コスト」ではないでしょうか?
特に近年は資材費や人件費の高騰で、完全スケルトンからの内装工事は数百万円〜1000万円以上かかるケースも珍しくありません。
そこで注目されているのが、「居抜き物件を活用したリフォーム」です。
本記事では、京都市で数多くの美容室施工実績を持つ私達が、実際のリフォーム事例を交えながら、低コストでクオリティの高い美容室をつくる方法をご紹介します。
そもそも「居抜き物件」とは?美容室開業との相性
居抜き物件とは、前テナントが使用していた設備や内装が残っている状態の物件のことです。
たとえば、
- セット面・シャンプー台がそのまま残っている
- 電気・給排水設備が美容室向けに整っている
- 照明や床・天井がそのまま使える
といった特徴があり、美容室のような設備工事が重い業種にとって大きなメリットになります。
内装の一部を活かしてリフォームすることで、通常の半額〜3分の1程度で店舗を作れる可能性もあるのです。
【施工事例】京都市内の居抜き美容室リフォーム
▶ 施工エリア:京都市伏見区
▶ 工事期間:約3週間
▶ 工事内容:既存セット面・床・天井を活用し、照明・クロス・受付カウンターを刷新
▶ 工事費用:約180万円(税込)
既存のレイアウトや設備を極力そのまま活用し、壁紙や照明・カウンターだけを交換することで、全体の印象を一新。来店したお客様からは「新規開店かと思った」と驚かれるほどのクオリティを実現しました。
この事例では、給排水や電気工事が最小限に抑えられたため、大幅なコスト削減が可能になりました。
居抜き美容室リフォームで成功するための5つのポイント
① 現地確認はプロと一緒に
「安いと思って契約したが、後から大規模な修繕が必要になった」…これはよくある失敗例です。
内見の段階で、施工業者に同行してもらい、電気・水道・内装の状態をしっかり確認することが成功の第一歩です。
② 残せるものと交換すべきものを見極める
居抜き物件では、
- セット面はそのまま使えるがクロスは貼り替え
- 照明は一部交換し、間接照明を追加
- 床材は再塗装でコスト削減
など、“残せるところは残し、印象を変えたい部分だけをリフォーム”することがポイントです。
③ 工事内容は「段階的な見積り」で把握
「とりあえず一式で見積もってもらったら高かった…」という声も多いですが、
項目別で、どこにどれだけの費用がかかっているかを明確にしてもらうことで、優先順位をつけて調整できます。
④ 美容師目線での動線・使い勝手を再確認
居抜き物件は前テナントのレイアウトが基準になっているため、
自分のサロンの業態や人数に合った動線や機能性があるかを見直すことも重要です。
⑤ 店舗デザインは「一部変更」でも印象が変わる
クロス1面のアクセントや、受付カウンターのリメイク、セットミラーの追加など、
「費用を抑えつつ印象を変える」デザイン術も私達はご提案可能です。
居抜き美容室リフォームの費用相場と内訳
実際に居抜き物件を活用した美容室リフォームでは、以下のような費用感が一般的です(あくまで目安です)。
項目 | 費用目安 |
---|---|
クロス・壁仕上げ | 10〜30万円 |
照明交換・追加 | 10〜25万円 |
床材の補修または再塗装 | 5〜15万円 |
受付・待合スペースリニューアル | 10〜20万円 |
雑工事・撤去・クリーニングなど | 10〜30万円 |
トータルでは150万円〜300万円程度でおさまるケースが多く、スケルトン物件の約半額で開業が可能です。
まとめ:コストを抑えつつ、理想の美容室を実現しよう
美容室の開業は「理想」と「予算」のバランスが非常に大切です。
居抜き物件を活用すれば、初期投資を抑えつつ、自分らしい空間づくりが十分可能です。
私達は、美容室専門の施工実績を多数持ち、設計・施工・内装提案・居抜き物件の活用アドバイスまでワンストップで対応しています。
「低予算で開業したい」「物件を見てほしい」「デザインの相談をしたい」そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。