マンション リノベーションのご依頼で、モールテックス仕上げのキッチンカウンターを施工しました。
モールテックスというのは、コンクリートの5~6倍という強度がありながらも、湾曲させてもひび割れしにくい特殊な左官塗材。
モールテックスは、モルタルの「ひび割れしやすい」デメリットを「柔軟性」や「薄い被膜」でカバーした、いわば『モルタルの進化系』です。
モールテックスについての詳細はこちらをご覧下さい。
モールテックスは耐水性があり、キッチンや洗面所など水回りにも安心して使えます。モダンな印象で様々なインテリアに合わせやすく、リノベーションやリフォームでも人気の素材です。
ここからは、弊社が施工したモールテックス仕上げのキッチン、その下地を作るところからの作業工程をご覧下さい。
キッチンカウンターの下地は木材で組んでいきます。
モールテックスは木材にはもちろん、コンクリート・金属・プラスチック・タイル・石膏ボードなどほぼ材質を選ばず、様々な下地にしっかりと接着するというのも大きな特徴です。
では、この木材でできたキッチンカウンターがモールテックスでどのように変わっていくのか、ご覧下さい。
モールテックスは高機能・高性能な左官材料なのですが、配合から塗装、研磨までの工程が複雑かつ高度な技術が必要で、手軽にDIYなどで扱えないというのがデメリットと言えます。
塗装では、数ミリ単位で薄く塗るのがポイントで、プロによる確かな左官技術が必要なのです。
この「コテ跡」が独特の雰囲気を出してくれます。
モールテックスの塗装では、顔料を混ぜて自由にカラーリングすることも可能です。
また、表面の仕上げによって、コンクリート調や大理石調など表情を出すこともできます。
モールテックスを塗装後は、48時間しっかりと乾燥させます。
乾燥したら、次は研磨作業です。
研磨作業も均等が大事、それを心がけてひたすら研磨していきます。
研磨のしすぎはモールテックスの機能性にも影響し、失敗すれば施工トラブルにつながりますので、ここもプロの経験によって丁寧に行っていきます。
モールテックスは塗りつけの作業も大事ですが、この研磨も仕上がりに大きな影響を与える工程になります。
モールテックスの研磨作業は手間暇のかかる工程ですが、この磨きの工程によってモダンでおしゃれな雰囲気が出てきます。
※こちらの動画は音が出ます。
モールテックスの研磨作業が完了しました。もともとの木材の感じはどこにもありません。
雰囲気のあるモダンなモールテックスのキッチンカウンターが完成しました。
モールテックスで仕上げたキッチンカウンターがブラックのシステムキッチンと相性ぴったり、スタイリッシュなキッチンになりました。
モールテックス キッチンカウンター・天板のお手入れ方法
モールテックスは耐水性や耐久性があり、キッチンカウンターやキッチン天板にもおすすめの材料ですが、お手入れも必要です。
キッチンは油はねや調味料、水はねなどで汚れやすい場所です。
モールテックス専用の洗剤があり、これは汚れを取りながら、被膜も作ってくれるというハイブリッド仕様、簡単でしっかりとしたお手入れが可能です。
定期的なお手入れとしては、モールテックスの表面強度を保つための専用のワックスやオイルもあります。お手入れをしながら長く使いこむことで、またさらなる雰囲気を楽しむことができます。
モールテックスの特徴や値段・施工費用などについてはこちらで詳しくご紹介しています。
モールテックスの費用などご相談はお気軽に
弊社では、新築・リフォーム・リノベーションでキッチンの他にも様々な場面でモールテックスの施工を行っております。
京都でのモールテックス施工は、モールテックスの正規代理店であり、施工技術者のいる弊社へお気軽にご相談下さい。