リフォーム詐欺の手口
最も多いリフォーム詐欺の手口は
■リフォームの点検商法
上記の2つのリフォーム詐欺の手口が最も多く、引っ掛かる人も多いようです。
国民生活センターに寄せられる相談件数を見ると、訪問販売・点検商法ともに相談件数が毎年増えています。
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |
訪問販売の相談件数 | 8,007件 | 8,784件 | 9,734件 | 10,076件 |
点検商法の相談件数 | 5,760件 | 7,024件 | 7,431件 | 8,133件 |
※参照:国民生活センター
訪問販売によるリフォーム工事・点検商法(各種相談の件数や傾向)
よくあるリフォーム詐欺の手口、事例
不安を煽って契約を迫る
よくある詐欺の手口は、「土台が傷んでいる」「このまま放置すると家が傾く」など、大げさな表現で不安を煽って契約を迫るケースです。
「対応しないとまずいのかも」と業者の言うことを信じてしまう人も多いですが、実際は早急な対応が必要ではないケースがほとんどです。
無意味な耐震工事をして高額請求する
自宅に訪問し、「耐震基準を満たしていない」などと嘘をついて、意味のない耐震工事を行う詐欺があります。
すぐに見積もりを出してその場で契約を迫り、後から高額な工事費用を請求してくるケースがあります。
しかし、耐震診断は外観を見ただけで判断できるものではなく、見積書の作成にも時間がかかります。
すぐに契約を迫るのは悪徳業者の可能性が高いため、少しでも怪しいと感じたら契約しないようにしましょう。
補助金・火災保険で工事がタダになると嘘をつく
「補助金や火災保険を利用して無料でリフォームできる」と言って契約を迫る手口も、よくある詐欺手法です。
実際には補助金や火災保険が下りず、全額自腹で支払わなければならないケースがあります。
実際に補助金や火災保険を利用できるケースもありますが、必ず利用できるとは限りません。
補助金を受け取るには、工事着工前に申請し、コンサルタントによる調査・診断が必要です。
補助金の支給件数には限りがあり、人気の補助金は応募者が殺到してすぐに受付を終了する場合があります。
また、補助金支給の条件に当てはまらず、申請が通らない場合もあります。
火災保険の場合は、台風などの自然災害による劣化など、条件を満たさないと保険金が下りません。
経年による劣化の場合は利用できないため注意しましょう。
仮に補助金や火災保険が利用できても、支給額には上限が設けられているケースがほとんどです。
自作自演で不具合を指摘する
わざと建物の一部を壊し、不具合があると指摘してくる悪質な業者もいます。
主な手口は、石を投げて屋根瓦を割ったり、配線を切って漏電させたりするなどの方法です。
また、シロアリの点検商法では、実際にはシロアリがいないにもかかわらず、持参したシロアリを見せて「シロアリがいるため危険」と嘘をつくケースもあります。
もともと不具合があったのか、業者が自作自演したのかを判断するのは難しいですが、業者が来たタイミングで都合良く問題が見つかった場合は怪しんだ方が良いでしょう。
代金支払い後に業者と連絡が取れなくなる
訪問販売に訪れた業者とその場で契約して代金を支払ったものの、その後業者と連絡がつかなくなったり、工事が途中で中止になったりするケースがあります。
連絡先に電話しても、つながらないことがほとんどです。
なお、契約書に工事予定日が記載されているのに工事が始まらない場合は、代金を支払った後でも契約を解除でき、工事代金の返還を要求できます。
訪問販売に訪れた業者とは基本的にその場で契約しない方が良いですが、リフォーム業者と契約を結ぶ際は、必ず契約書を交わすようにしましょう。
リフォームのトラブルの事例
弊社ではリフォームのトラブルが起こらないように十分に注意しているので、事例は無いのですがネットで探してみると沢山の事例が出てきます。
そんなリフォームのトラブルの事例をまとめてみました。
■工事完了後、支払い額が上がってしまう
■言った言わないになる
■リフォームの範囲が明確ではない
■細かい所が決められていなかった
■提案がない
■近隣からクレームが来た
■工事完了日が遅れた
■仕上がりの品質に相違がある
■建設業許可を得ていなかった
■嘘をつかれる
「工事完了後、支払い額が上がってしまう」に関してはリフォーム業者の見落としから発生する場合と、お客様が追加工事を依頼されているのに追加と認識されずに元々の見積もりに入っていると勘違いされる場合があります。ま、お客様が勘違いするのは監督や営業マンの説明が下手くそなのか、不十分なのが原因の場合が多いです。
「リフォームの範囲が明確ではない」「細かい所が決められていなかった」「提案がない」これも上記と同じく、リフォーム業者の見落としから発生する場合が多く、お客様がそう感じるという事は監督や営業マンの見積もり書や説明が下手くそなのか、不十分なのが原因の場合が多いです。