キムキムチキン(韓国料理店)京都市伏見区の左官工事です!
外壁左官の工事前、下地の状態です。
ここから壁にモルタルを塗る左官工事が始まります。
外壁なので当然ですが、防水用モルタルを左官職人さんが丁寧に塗り上げていきます。
当たり前ですが、床を押さえるくらいならまだしも、フラットに壁にモルタルを塗るのは難しいのですよ~
技術力も当然ですが、モルタルにセメントや砂を加えて水分調整の配合も長年の勘と知識が必要で、モルタル作りは水がとても重要になってきます。
さすがプロの左官職人さん!
左官とは、建物の”壁塗り”をする職人のことで歴史は古く、城や寺院、茶室、蔵などの日本建築をはじめ、数々の建物を仕上げてきました。
例えば、白く美しいお城などの白壁や古民家、蔵の壁などの漆喰(しっくい)も左官職人さんの仕事です。
昔は「左官職人がいなければ建物は建たない」と言われるほどの存在となった左官職人さん。
現在でも技術を受け継ぎ、その技は長く引き継がれており、一般住宅から店舗内装まで、あえて左官壁を選ぶ人が増えています。
厨房の腰壁部分にも、同じく防水用モルタルを塗ります。
水を使う厨房には、防水、防火にも役立ち、一石二鳥の壁材です。
この黒く見える部分が、今回塗った防火モルタルの部分です。
まだ濡れている状態なのと、写真の撮り方で黒っぽく見えますが、乾くともう少し灰色になってきます。
防水モルタルとは、添加物によって防水成分が加えられたモルタルのことで、 見た目は一般的なモルタルと同じですが、防水成分によって水を通しにくいモルタルとなっています。
その性質を生かして、防水処理やコンクリートの中の防水層に使われるモルタルです。
「防水モルタル仕上げ」は防水工事ではありません!
「防水モルタル」、名前には「防水」が付いていますが、モルタル(砂とセメントと水を混ぜる)に防水材を加えた材料であって、「防水工事」として長期の防水の保証があるような素材ではありません。
なので、一般的に防水塗装で仕上げる用の下地材として使用します。
丁寧に玄関土間の補修も忘れずに行っています。
これで、外壁と厨房の防火モルタル工事が完成です。
今回、防水モルタルを使用していますが、防水モルタルが完全に水分を遮断できるのかといえば、状況によって100%ではありません。
つまり,、防水モルタルで施工しても100%防水性は出来ないということです。
そのため防水モルタルで仕上げを行った場合でも、さらに防水塗装を施すしなければ十分とはいえません。
なので、最終の仕上げは、外壁や厨房の腰壁部分の防火モルタルの上に、防水塗装で仕上げる仕様になります。
キムキムチキン(韓国料理店)の詳細
店名:キムキムチキン(韓国料理店)
2022年夏オープンです!
「ガチ韓国料理」が食べられますので、オープンを楽しみにしてください。