意外と知らない!壁の中はどうなっているの?
前回、キムキムチキン様の天井下地工事を公開致しましたが
今回は壁造作工事が始まりました。
キムキムチキン様の壁の造作工事は、ワンルームなので、外周の壁の下地を作ります。
店舗の壁は不特定多数のお客様が利用する空間なので強度も求められ、組立て、取付方法は仕上りの施工精度と共に重要です。
壁、天井の下地は木材で組上げて、仕上げ用の下地としてプラスターボードや合板をビス止めあるいは釘止めします。
天井・床の下地が完成し、壁の造作工事が終わると、続けて電気の配線や、コンセント、排水管などが仕込まれます。
流れとしては
・断熱材の導入
・窓や出入口の枠の取り付け
・電気配線や給排水配管の仕込み
・天井や壁のプラスターボード張り
を、おこなっていきます。
電気、給排水設備の仕込みが終わると、大工さんがプラスターボードを貼って、室内の形が完成していきます。
完成してしまうと見ることができませんが、壁の中には意外と電気配線や給排水の配管が張りめぐらされているのです。
この外壁に面したコンクリート面に、ハンマードリルを使って壁下地の木材をを設置していきます。
基本的に下地は、 それぞれの壁の芯から303ミリを目安に設置します。
理由は後に張るプラスターボードに対応したピッチに合わす為です。
この写真では全く想像がつきませんが、奥の方は最終的に厨房になります。
このような形で、トイレ・厨房・店内なども壁を作っていきます。
ファサードの壁の下地も出来たので、出入口や窓の大きさがイメージ出来るようになってきましたね。
内装工事の下地の施工精度は直接、仕上りに影響するので、高い施工精度の管理が求められます。
具体的にはレーザーを当てて、垂直や平行に施工します。
工事は、設備工事や窓枠、玄関枠、木製建具枠などの取付や設備機器、家具などの下地や据付機器の取付も同時に行なうので、取合が多く、互いの調整が必要です。
ここまでの工程を見ると簡単そうに見えますが、実際はかなり重労働で熟年の経験と技がないと出来ません。
精度を含めかなり正確な施工を行わないと、後で全てやり直しということもあり得るので信頼の置ける腕の良い職人さんにしか出来ないと技です。
キムキムチキン(韓国料理店)の詳細
店名:キムキムチキン(韓国料理店)
2022年夏オープンです!
「ガチ韓国料理」が食べられますので、オープンを楽しみにしてください。