京都市中京区で戸建て住宅の全面リフォーム工事をさせていただきます。
前回の、基礎の土間リフォーム工事の様子は以下からご覧ください。
床・天井の下地工事
下地工事は、壁・天井のクロス(壁紙)の裏や、床のフローリングの裏にある下地になる木材を水平のレベル調整をしながら作っていく工事です。
例えば壁や天井を作る内装の下地工事の内容は、壁・天井をつくるための骨組みを組む工事、その骨組みへのボードの張り付けの2つの工程があります。
その2つの工程の間で、骨組みが完成した時点で電気のコンセントやスイッチ、照明器具の配線、給排水やガスの仕込みを終えてから、石膏ボード等を貼り付けて内装の下地工事の完成です。
下地を整えた後に壁紙や天井のクロスを張る施工は、仕上げ工事となります。
天井の下地工事
新たな天井を作る為に、古い天井を解体した部分もあれば、残して新たな下地だけを作る部分もあります。
下の写真は古い天井を解体し、新しく天井下地工事を行う部分です。
下の写真は、古い天井に新しく天井下地を作っている部分です。
なぜ、全て解体して新しく天井下地を作らないのかという理由は2つあります。
1つ目はコストの問題で、解体費用+ごみ処理費用+工期の短縮というメリットがあるからです。
しかし、デメリットとしては、天井が少し低くなるという部分もあります。
2つ目は構造的に取れない柱や梁があり、梁を囲んで天井を作るよりもフラットな天井にした方が見栄えも良く、手間も掛からないからです。
床の下地工事
木造住宅の床は、基礎の上に土台があり、その上に大引があり、その上に根太があり、その上に構造用合板を貼り、その上にフローリングを貼ります。
下の写真は、構造用合板まで床の下地工事が出来ているという状態です。
下の写真は、洗面所です。
電気のコンセントやスイッチ、照明器具の配線、給排水や換気扇の仕込みを終えて構造用合板まで床の下地工事が出来ているという状態です。
ユニットバスも施工完成しました。
ユニットバスは1日(早ければ半日程度)で施工出来るので良いですね!
洗面所の床はフローリングではなく、クッションフロアになる予定です。
古い住宅の場合は、経年劣化か、初期工事の不良か、床や壁、天井がゆがんでいる事は当たり前です。
リフォーム工事の場合は、水平ではなく、傾いていたり、反っていたり曲がっていたりする床や壁、天井を下地工事で水平、平坦に調整していきます。
下地状態ではまだまだ完成イメージが付きにくいですが、床や壁、天井を作るのに下地工事は最も重要な工事なのです。