京都市中京区で戸建て住宅の全面リフォーム工事をさせていただきます。
前回の、内装リフォーム解体工事の様子は以下からご覧ください。
戸建て住宅の基礎
住宅の重みを支える基盤でもある基礎。
基礎も当然、建物の経年と共に劣化します。
最近の住宅は耐震基準が上がりその厳しい基準をクリアしたものが建っていますが、古い建物は最近建てられた家とは基礎の作りが異なり、耐震性が低いものもあります。
ベタ基礎とは | 布基礎とは |
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住宅が建つ床下の全体に、鉄筋コンクリートを流し込んでつくる基礎。建物を面で支えるので、地盤が弱い場所や重量のある住宅に適しており、現在の日本の住宅では、ベタ基礎が主流になっています。 | 布基礎は、日本古来の基礎の工法で、地面に逆T字型にコンクリートを打ち込み、建物の外周や壁の下を這うように連続した基礎。べた基礎と比べて地面の奥深くまで鉄筋コンクリートを入れるのが特徴です。 |
住宅を面で支える構造なので、耐震性に優れおり、地中からの湿気が住宅に伝わりにくいため、木材の腐食やシロアリ被害のリスクが低い。 | ベタ基礎に比べ使用する建材の量が少ないので、コストを抑えられますが、湿気やシロアリ被害のリスクはアップします。 |
戸建て住宅の基礎の土間リフォーム工事
この戸建住宅は古いので布基礎です。
(ベタ基礎は1995年(平成7年)の阪神大震災後以降に普及しました。)
布基礎をベタ基礎と同様に耐震性をアップさせ、防湿、防虫も行う工事です。
柱や土台の腐っている部分の補修や交換が終わり、土間に基礎用の防湿防虫ビニールを敷き詰めます。
湿気やシロアリが入らないように、完全に地面を密封するように、隙間なく基礎用の防湿防虫ビニールを敷き詰めます。
風呂場にはユニットバスが入るので鉄筋を入れます。
基礎用の防湿防虫ビニールを敷き詰め終われば、土間コンクリート工事です。
ユニットバスや、トイレ、キッチンなどの給排水配管だけが土間コンクリートから飛び出している状態です。
この状態での土間コンクリート工事は大変です。
当然、コンクリートミキサー車は家の中まで入れません。
それどころか、根太の間にバケツすら入らないので、小さなバケツで何度も何度も手作業で運んで、根太の上に寝転がって、手だけ下に伸ばして左官作業を行う工事です。
基礎の土間のコンクリート打ちが終わりました。
家の床下基礎は、職人さんたちが多くの工程を踏むことによって完成に至っているのです。
住宅の重みを全て支え続けてくれる基盤。
床下の基礎の土間の防湿防虫ビニールは湿気から床の木材を守ってくれます。
床下の基礎の土間の防湿防虫ビニールはシロアリから床の木材を守ってくれます。
床下の基礎の土間のコンクリートは地震の衝撃から大切な家を守ってくれます。