核シェルターと聞くとどのようなイメージでしょうか?
- 映画やアニメの中の話。
- 遠い外国の話。
そのように思っているのは、もう少数派かもしれませんよ!
近隣の国で日常的に核実験が行われているような現在、日本国内でも核シェルターは急激に注目を浴びるようになりました。
核シェルターの取り扱いをする業者は増えて来ており、問い合わせや実際に購入する家庭もどんどん増加しています。
そう。
どこか他人事だと思っていた核シェルターは、この京都でも、あなたのお家でも設置可能なのです!
とは言え、もちろん安い買い物ではないため、値段が気になりますよね。
そこで、日本で購入・設置出来る核シェルターの種類や値段について、またその実用性について見てみましょう!
核シェルターと防災用シェルターの違い
核シェルターと防災用シェルター、よほど関心の高い方でない限り、その違いは分からないかもしれませんね。
性能として共通する部分もありますが、『核爆発などによる放射能汚染に対応出来るか』という点が、大きな違いです。
防災用シェルターとは
防災用シェルターとは、ミサイル攻撃による物理的な衝撃、熱、風、または災害などによる火や水の害などから避難に使用できる施設です。
京都は比較的災害の少ない土地ではありますが、日本という国に住む以上、大地震の不安からは逃れられません。
阪神淡路大震災からかなりの年月が流れましたが、京都で暮らす私たちでも、災害の記憶が消えることはありません。
南海トラフ地震も迫っているとされる中、防災用シェルターの需要も高まっています。
核シェルターとは
核シェルターとは、上記の防災用シェルターの機能に加え、核攻撃や核爆発、東日本大震災で起こったような放射能漏れなどによる放射能汚染に対応出来る施設です。
具体的には、放射能で汚染された空気を浄化することが出来る機能を備えた施設なのです。
いくら爆撃や熱風に耐えることが出来たとしても、被ばくをしてしまっては何の意味もありません。
福島での放射能被害は現在も続いていますが、京都ではそのような危険性はないのでしょうか?
現在京都府には原子力発電所は存在しませんが、すぐ傍の福井県には高浜発電所・大飯発電所の2つの原子力発電所があります。
津波などの災害や何らかの爆発などによって、空気や土壌が放射能汚染されてしまうことは十分に考えられますよね。
核シェルターは、そのような危機的状況から、あなたと家族を守ってくれるのです!
核シェルターの種類
核シェルターは地下に設置してあるイメージがありますが、それだけではありません。
各家庭の建築事情に合わせて、次のような様々な方法があります。
- 地下に設置する
- 地上(庭や駐車場など)に設置する
- 部屋(リビングなど)を核シェルターにする
家を新築する際に、併せて核シェルターを設置する場合には、地下室として核シェルターを設置するという選択肢があります。
そして核シェルターに欠かせないのが、特殊空気ろ過フィルター機です。
放射能や細菌兵器などで犯された空気をろ過し、安全な空気を取り入れるためのものです。
通常のエアコンのようなサイズ感のものもあり、リビングなどに取り付け可能です。
部屋を核シェルターにする場合には、ミサイルの衝撃にも耐えられるような強力なコンクリートで、壁や天井、床を覆う必要があります。
もちろんドアや窓に至るまで、どれも専用のものに取り換えなければならないので、意外に値段が高いのがネックですね。
核シェルターの値段
核シェルターの設置、施工にかかる値段、費用は以下の通りです。
自宅の庭の地下に作る | 225万~ |
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自宅の庭の地上に作る | 180万~ |
自宅のリビングを核シェルターに改造する | 200万~ |
『日本核シェルター協会』によれば、日本の核シェルター普及率はわずか0.02%とされます。
スイスやイスラエルの普及率では100%で、これは極端かもしれませんが、シンガポールが54%であることを考えると、日本はあまりに危機意識が低いと言わざるを得ませんよね。
京都で核シェルターを設置するなら
京都の街で核シェルターなんて…と感じるでしょうか?
本当に必要なものかどうか、それは誰にも分かりません。
しかし核シェルターが自宅にあることで、自分と家族の安心が手に入れられることは確かです。
核シェルターは、有事の時以外は、シアタールームやゲストルーム、カラオケルームなど、他の用途に利用することも可能です。
設置出来るか否かは立地条件などにもよりますが、土地の狭い京都の街では、工夫も必要になります。
空間デザインエイトは京都の工務店です。
京都の事情に合わせた施工が可能なので、ぜひ一度お問い合わせください!
核シェルターの設置については、こちらで詳しく解説しています → 家庭用核シェルターの設置、施工費用