京都市北区で戸建て住宅のフルリノベーション・リフォームをさせていただいています。
前工程の床の解体工事はコチラからご覧ください。
床の補強後の捨て貼り
根太(ねだ)の上に、合板を貼ることを「捨て貼り」といいます。
捨て貼りを行うことで、その上から床板が貼りやすくなり、強度が増して、床のデコボコが無くなり、真っ平らなキレイな床に仕上げる事が出来ます。
床の捨て貼り用の合板3/6版(サブロクバン)を根太の上に貼りつけます。3/6版は、縦横の長さと幅が3尺の6尺で90cm×180cmの合板で、専門用語的にサブロクバンといいます。
床下収納を作るので、収納の部分は根太(ねだ)や、床の捨て貼り用の合板は貼らずに開けておきます。
ついでに土間コンクリートを打ち、キレイに仕上げています。
捨貼り用の合板は根太に対して直交でチドリ状に張り、床鳴りや浮き防止のために、合板どうしの接合部は2㎜ほど、壁との接面は5㎜ほど空けて、吸排湿による木材の伸縮対策とします。
(なみに“チドリ貼り”は、”りゃんこ貼り”とも呼ばれています。)
玄関タイルの部分も玄関土間の広さを変更する為に、タイルの上に土台を作り、床上げを行い、捨貼り用の合板を貼ります。
階段下の床もブカブカしていたので一部を切り取り、根太(ねだ)や、大引、土台などを点検すると老朽化していたので根太(ねだ)の交換を行いました。
階段下の床下の修理後に切り取った部分の床下地を補修しています。
縁側部分の床も老朽化が進み、古くなっていたので、新たに作り直しています。
床の捨て貼りが貼り終わったら、下地の上を歩いてみて捨貼りに浮き上がりや、歩くとキィキィ鳴るような場所がないかよく確認しておきます。
釘の頭もしっかり埋め込み、できるだけ綺麗な平面になるようにしておき、しっかりと掃除をして木屑などが挟まらないように気を付けておかないとフローリングを貼った際に浮きや音鳴りの原因になります。
床の捨て貼り下地がしっかり完成したら、この上には、仕上げフローリングを張り付けていきます。